【傘】訳出とラテン語と花と
【傘】
雨・雪・日光などがじかに当たらないように、広げて頭上に差しかざすもの。竹や金属の骨に紙や布をはり、柄をすえて開閉ができるようにしたもので、「笠」と区別するために「さしがさ」ともいう。
- 英語umbrella
- 中国語伞
- 韓国語우산
天気予報に「傘マーク」が並ぶ梅雨の季節ですね。
この時期にお世話になっている「雨傘」は、各国/地域でどのように呼ばれているのでしょうか?
フランス語 parapluie
(para=防ぐ・保護する、pluie=雨)
ドイツ語 Regenschirm
(Regen=雨、Schirm=傘・日よけ・シールド(防御するもの)
スペイン語 paraguas
(parar=防ぐ・止める、agua=水)
英語の語源は「umbra(ウンブラ)=日陰・影」というラテン語からきていますが、ラテン語系の言語であるフランス語・スペイン語の方は語源の意味とは異なっているのが意外です。
ちなみに日傘は、ombrelle【仏】、sombrilla【西】(sombraは「影」を意味します)です。
こちらはラテン語が派生した表現であることが分かりますね。
筆者が所属する調査票部門では、海外マーケティングの場面で活用されるアンケート調査の翻訳を担っています。
作業者の方から納品された原稿を丹念にチェックしていきますが、こんな風に各言語の訳出を並べて一斉にチェックし「他の言語と同じように原文の意味を訳出できているか」を点検します。
ついつい、仕事の癖が出てしまいますね。ふと窓の外に目をやると、そこには傘の「花」が咲いています。
2026.6







