【情報】国に合わせる大切さ
成語参照元:weblio国語辞典、goo国語辞書、Glosbe
「ローカライズ」と聞いて、パッと思い浮かぶことはなんでしょう?
そうですね……最近よく耳にするのはゲームでしょうか。
ゲームやアニメと言えば日本!であったのが、アメリカ、中国、韓国などから、人気なゲームが日本向けに展開されることが多くなったように思えます。
その際はもちろん、ゲーム内の言葉は日本語になっているのですが……そこでされるのがローカライズというわけです。
そしてこのローカライズこそ、AIに取って変わることのできない、人間技が光るポイントでもあります。
例えば「I」がキャラクターに合わせて「僕」「俺」「私」「あたし」になるのもローカライズ。
あとは、ダジャレやギャグもその国に合わせてローカライズされることが多いですね。
(日本語から外国語へのローカライズになりますが、新海誠監督の「君の名は。」が海外で放映された際、一人称を問う場面が話題になったのも懐かしいですね。)
私も日々、「ここの翻訳(ローカライズ)は相当難しかっただろうな~(ソシャゲは納期がタイトだろうし……)」とついつい考えながらゲームをプレイしています。この辺りは職業病かもしれません(笑)
しかしながら、ローカライズはそういったサブカルチャーだけに適用されるものではありません。
例えばマーケティングの世界でいうと、調査票アンケートがありますが、各国用にローカライズがされます。日本語で原稿を作成し、その通りに翻訳しても、その国・地域の人には通じないものも多くあるからです。
代表的なのはSNS。
日本でよく使用されているSNS……X(旧Twitter)は、中国では使用されていませんし、LINEもアメリカでは使用されていません。そのため、翻訳する際はその国にとって代替えとなるサービスにローカライズをする必要があります。
| 日本語 | US英語 | 中国語 (簡体字) | 中国語 (台湾繁体字) | 韓国語 | フランス語 | ドイツ語 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| YouTube | YouTube | 哔哩哔哩 | YouTube | YouTube | YouTube | YouTube |
| Netflix, Hulu | Netflix, Hulu | 腾讯视频、爱奇艺、优酷 | Netflix、Hulu、friDay影音 | Netflix, 왓챠 | Netflix, Hulu | Netflix, Amazon Prime Video |
| X(Twitter) | X(Twitter) | 微博 | X(Twitter) | X(Twitter) | X(Twitter) | X(Twitter) |
| LINE | 微信 | LINE | KakaoTalk | |||
| Amazon | Amazon | 京东 | Amazon | G마켓 | Amazon | Amazon |
※上記は一例です。
翻訳者からコメントがある時も……
北欧の翻訳者から「この表現はエアコンの利用を前提にしていますが、私たちの国では一般家庭にエアコンがほとんどありません」
欧米の翻訳者から「その商品は自国では別の品番で販売されているようです」
東南アジアの翻訳者から「そのドラッグストアチェーンは自国には存在しません。同規模の小売店としてはこちらのブランドが近いと思います」
などなど。
現地を熟知しているネイティブの視点から、コメントが寄せられることもあります。
近年はAI翻訳の精度が飛躍的に向上しました。数年前と比較すると、日常的な文章であれば非常に自然な翻訳結果が得られるようになっています。翻訳業界でもAI活用は急速に進んでいます。
ですが、例えば日本国内の女子高生の間で突如湧き上がるトレンドや温度感を、AIはどこまでキャッチできるでしょうか?
日々目まぐるしく情報が更新されていく現代において、まだまだ人間の判断が重要な場面は数多く存在しているように思えます。
2026.15







