翻訳会社の雑学辞書トピック【1月】

翻訳会社ナイウェイのスタッフによる「翻訳会社の雑学辞書トピック」

世界の言葉:1月

いち がつ【1月】
一年の中の第一番目の月。正月。むつき。 [季] 冬。
英語January /中国語一月 / 韓国語1월 / ロシア語январь

参照元:weblio辞書 三省堂 大辞林goo国語辞書 大辞泉

明けましておめでとうございます。
さて、新しい1年の始まりです。多言語の翻訳を扱う弊社ですので、世界各国での月の呼び方「1月」編をまとめてみました。
古来から暦は生活に欠かせないものです。各月の呼び方にはその国の歴史や文化が垣間見えます。

月の呼び方は、いくつかのタイプに分かれます。数詞と年を組合わせるタイプや、その国独自の名前、ヨーロッパではローマ神話などに基づくラテン語が由来です。

翻訳会社の雑学辞書トピック:1月
ローマ神話の神や皇帝の名前、数字を意味するラテン語由来

「1月」は、ローマ神話の『門の守護神ヤヌス』を意味するラテン語 "Januarius" に由来すると言われています。

【ヨーロッパ言語】

〈ゲルマン語派〉
英語:January(ジャニュアリー)
ドイツ語:Januar(ヤヌアー)
オランダ語:januari(ヤニュアーリ)
デンマーク語:januar(ヤヌア)

〈ロマンス語派〉
フランス語:janvier(ジャンヴィエ)
イタリア語:gennaio(ジェッナァイオ)
スペイン語:enero(エネーロ)
ポルトガル語:janeiro(ジャネイロ)

〈スラブ語派〉
ロシア語:январь(インヴァーリ、イャンヴァリャ)

【アジア言語】

インドネシア語:Januari(ジャヌアリ)
インドネシア語の各月の名前はオランダ語とほぼ同じです。これはオランダ領だったためですね。しかし、「月」の意味の"bulan"をつけて"bulan Januari"というように言います。数字を使って"bulan 1"とも書きます。

マレー語:Januari(ジャヌアリ)
マレー語はインドネシア語と近い言語で単語も同じものが多く、月の名前もほぼ同じです。1月は"Januari"で同じです。しかし、3月 (インドネシア語:Maret、マレー語:Mac) や、8月 (インドネシア語:Agustus、マレー語:Ogos) のように異なるものもあります。

タガログ語:Enero(エネーロ)
スペイン統治時代が長かったため、月の名前はスペイン語からの借用語です。英語も使うようです。

数詞と年の組合わせ(月を順番で表す)
【アジア言語】

中国語:一月 (イー ユェ)
「漢数字+月」で、日本と同じです。しかし、中国語で「正月」とは、旧暦の春節を指します。新暦の1月1日は「元旦」ですが、旧暦の1月1日は「大年初一」と言います。

韓国語:일월; 1월 (イルォル)
漢数詞「1(일)」に「月(월)」を付けます。アラビア数字も使います。韓国語には漢字に由来する漢数詞とハングル固有の固有数詞の2種類の数字があり、使い分けなくてはなりません。年月日、金額、時間の分や秒、身長体重、電話番号などには漢数詞を使い、年齢(~歳)、個数(~つ)、時間(~時)、人数(~名)などには固有数詞を使います。

ベトナム語:tháng một (タンモッ、タンモット)
ベトナム語では「月(tháng)」の後ろに「1(một)」を付けます。"tháng 1"とも書きます。旧暦の1月については、数字の1を使わず "tháng giêng" (タンジエン) と呼びます。"giêng" は「正月、1月」を意味する単語です。

カンボジア語(クメール語):ខែមករា (カエ ムオイ)
"មករា" が1月を意味しますが、前に「月(ខែ)」をつけて「1月の月」のように言うのが通常のようです。

独自の名前
【ヨーロッパ言語】

フィンランド語:tammikuu (タンミクー)
語尾の "kuu" は「月」という意味で、2月は"helmikuu"、3月は"maaliskuu"、と全ての月に付きます。"tammi"は「オーク(樫)」のことですが、古くは「中心・軸」などの意味があるようで、"tammikuu"とはフィンランドの長い『冬の真ん中』を意味する言葉のようです。

【アジア言語】

タイ語:มกราคม (モッカラーコム、マカラーコム)
「月」を表す "เดือน" を頭に付けて「เดือนมกราคม (ドゥアン モッカラーコム)」とも言います。意味は「磨羯宮の月」。タイでは各月に占星術にちなんだ名前が付いています。31日まである月は語尾に「คม(コム)」が付き、この部分は省略されることもあります。(30日までの月は語尾が「ยน(ヨン)」、2月は語尾が「พันธ์(パン)」)
また、「月(เดือน)」に数字の「1(หนึ่ง)」を付け"เดือนหนึ่ง" (ドゥアン ヌン) とも言います。日本語と同じように「数字+月(เดือน)」にしてしまうと「~ヶ月間」という期間を表すことになってしまうので注意が必要です。
ちなみにタイは仏暦も使いますので、"สงกรานต์" と呼ばれる正月は仏陀が誕生した4月になります。

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アジアの国には、旧暦(陰暦)から新暦(グレゴリオ暦)に変わった影響で、1月1日と正月が別々に存在するという複雑な文化があります。その背景を理解していないで、言葉だけを翻訳すると間違いが生じる可能性もあります。
ヨーロッパの国々の言葉には「世界帝国」と言われたローマ帝国の歴史の凄さを感じるばかりです。

また、日本では1月を「睦月」とも言いますが、これは旧暦での名前で、本来は1月下旬から3月上旬(年により変動)頃を言います。しかし、現在では単純に1月=睦月のように使ってしまうことも多いです。翻訳者は、どちらの意味で捉えたらよいのかを考え判断して訳さなければならないでしょう。翻訳という作業は、言葉の成り立ちとともに時代による移り変わりをも理解してこそ成り立つものなのですね。

参照:ウィキペディア

2020.01.06

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