翻訳会社の雑学辞書トピック【スペル】

ナイウェイ翻訳サービスのスタッフによる翻訳に関する雑学辞書トピック

英国式?米国式?

スペル(スペリング)【spelling】
欧米語の字のつづり。また、そのつづり字法。

中国語拼法 / 韓国語철자 / フランス語orthographe / インドネシア語ejaan

参照元:weblio国語辞典goo国語辞書Glosbe

NAI論文サポート部門 メールマガジンより 】
私達コーディネーターの日々の業務は、英語の文章を読む、書くといった作業が半分以上を占めるのですが、その中でつい先日驚いた(勉強になった)ことがありました。

Judgementという単語についてです。
今までアメリカ英語にしか親しみが無かった私が、ずっとなんの違和感もなく”Judgement”と使っており、先日お客様の原稿の中で、JudgementがJudgmentと修正されている事でJudgementが英国式スペルであることを知りました。

翻訳会社の雑学辞書トピック:スペル

よく使う単語ではないですし、訂正されるチャンスもなく、今まで来てしまったことに驚きました。
でも、Judgmentにどうしても違和感が。
dgmの並びって変。と今でも思っています。発音を考えてみるとおかしいよね。と。

Washington State UniversityのCommon Errors in English Usageというサイトでは、Judgementについて以下のような説明がされています。

“judgement
In Great Britain and many of its former colonies, “judgement” is still the correct spelling, but ever since Noah Webster decreed the first E superfluous, Americans have omitted it. Many of Webster’s crotchets have faded away (each year fewer people use the spelling “theater,” for instance), but even the producers of Terminator 2: Judgment Day chose the traditional American spelling. If you write “judgement” you should also write “colour.””

因みに、Noah Websterとはアメリカのとても有名な辞書編纂者のようです。雑に言ってしまうと、 ”colour”や”honour”のuを抜いたのもこの人だし、”centre”を”center”にしたのもこの人。

その他にも英国式と米国式のスペルの違いがある単語は多くあり、特に論文原稿内では混在する事は許されないので、ジャーナルで指定されている場合は、コーディネーターとしても手配の際に忘れずに校閲者に伝えなければならないと改めて思いました。

※NAIwayの別部門であるNAI論文サポートは、英語論文の校閲、翻訳、プレゼン等をトータルでサポートする部門です。

2019.02.22

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