翻訳会社の雑学辞書トピック【鬼】

翻訳会社ナイウェイのスタッフによる「翻訳会社の雑学辞書トピック」

鬼をめぐる言葉

おに【鬼】 
頑強な体躯を持つ怪物として描かれる空想的・伝説的な怪物。
英語demon / 中国語恶魔(簡体字); 惡魔(繁体字) / 韓国語악마 / ベトナム語con quỷ / デンマーク語dæmon

参照元:weblio国語辞典goo国語辞書Glosbe

立春も過ぎて、これから徐々に暖かい日が増えてきますね。

今年の立春は、36年ぶりに2月3日でした。立春とは、「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」ですが、今年の立春の瞬間は、2月3日23時59分。なんと!1分の差で2月3日が立春となったようです。

なので、立春の前日である節分が今年は2月2日で、「2月3日の節分」に慣れていた私は1日乗り遅れてしまいました。。。

さて、遅ればせながら節分→「鬼」の話へ展開します。日本人にはお馴染みの鬼ですが、外国にも鬼っているんでしょうか。

翻訳会社の雑学辞書トピック:鬼

日本の鬼って、やっぱコレ。(画像:イラストAC)

大ヒットとなった「鬼滅の刃」のオフィシャルの英語コミックのタイトルは、"Demon Slayer"だそうです。
"Demon"は、日本ではだいたい「悪魔」と訳されます。でも、「悪魔」というと、"Devil"や"Satan"などもあり、違いがわかりません。

ざっくり調べたところ、"Demon"はギリシャ神話に由来する邪悪な存在、"Devil"はキリスト教の神に敵対する悪魔、とのことです。"Devil"はギリシャ語では"Διάβολος"(ディアボロス)と言い、ヘブライ語では、"Satan"のことでもあります。"Satan"とはユダヤ教、キリスト教において神に敵対し堕天使となった"Lucifer"(ルシファー)の別名です。

はてな? こんがらがってきました。どのみち日本の「鬼」とはイメージが違う気がします。

一方、鬼→怪物という路線で行くと、"ogre"(オーガ)という単語もあります。ヨーロッパの伝承に出てくる狂暴で人を食うという怪物のことで「人食い鬼」と和訳されたりします。でも、日本人にはあまり馴染みがないですね。
北欧のほうには"troll; trold"(トロール)がいます。一般的なトロールは怪力で凶暴な巨人とのことですが、いたずら好きな小人の妖精として描かれることもあり、身近で愛される存在として各地方で様々なイメージがあります。日本の「鬼」も、恐ろしい存在でもあったり、時に人々を助けてくれる身近な存在であるところが、一番似ているかもしれません。
他にも"evil"や"monster"、"ghost"も「鬼」と訳せるかもしれません。

そして、漢字の大元、中国の「鬼」は「幽霊」や「悪霊」などの霊的なものを意味しています。Google翻訳でも、中国語の「鬼」は"ghost"、日本語の「鬼」は"demon"と訳出されます。ベトナム語も、中国語の「鬼」は"con ma"(幽霊)、日本語の「鬼」は"con quỷ"(悪魔) と訳されます。こちらも、ややこしいです。

まあ、実在しない存在、人々の心の中で育まれたイメージを表す言葉ですから、一様にはいきません。
昔の人々だったら、今のコロナ禍の状態を鬼の仕業と言ったことでしょう。そんなことを考えながら、「鬼は外、福はステイホーム」を、もう少しがんばりましょう。

2021.02.08

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