翻訳会社の雑学辞書トピック【名言】

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To be, or not to be

めい げん【名言】
事柄の本質をうまくとらえた言葉。特別に優れた言葉。

英語wise remark; famous quotation / 中国語名言 / 韓国語명언 / ベトナム語danh ngôn

参照元:weblio国語辞典goo国語辞書Glosbe

To be, or not to be」……英文学に精通していない方でも、一度は聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。英国を代表するシェイクスピアの「ハムレット」の名言です。

昔、私はとあるイギリスを舞台にした番組を見ていました。テレビクルーたちは英国紳士が売店で紅茶を買っているところに遭遇します。さてその英国紳士、コインが足りなかったようで首を傾げてこう一言、「2p or not 2p」……意味分かりましたか?

ちょっとこれだけでは難しいかもしれませんね。

翻訳会社の雑学辞書トピック:名言

イギリスでは硬貨のpenny/penceを「1p (ワン・ピー)」「2p (トゥー・ピー)」と略して言うことがあるのですが、彼はイギリスの硬貨であるpenny(ペニー)と掛けて「2ペンスあるかないか」と、ハムレットの名言を洒落て言ったのでした。

To be, or not to be. (トゥービー オア ノット トゥービー)」
2p or not 2p (トゥーピー オア ノット トゥーピー)」

……ちょっとした会話にもこうしてさり気なく自国の文学を挟んでくる英国人に、私は感激したものです。

ちなみに、そんなイギリスには「2B OR NOT 2B」と書かれた鉛筆がお土産にあるそうで。2Bなのかどうなのか……これでは芯の硬さは分からないですね(笑)

以上、シェイクスピアに惚れ込み大学で学んでいたコーディネーターからのトピックでした。

2018年8月

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