翻訳者コラム[4]

翻訳会社ナイウェイの翻訳者コラム[4] 翻訳し易いもの・翻訳し難いもの、その差とは

翻訳し易いもの・翻訳し難いもの、その差とは

*翻訳歴はNAIwayに登録された年を基準に表記しています。

  • 分 野:特許・自然科学・電気/電子・半導体・材料・IT・磁気記憶装置
  • 対応言語:英語→日本語
  • 翻訳歴:約10年

翻訳しやすい文章とは、「読みやすい」文章です。当たり前のことですが日本語でも英語でも主語が1つで述語が1つの構成になっている短い文章です。とはいえ複雑な物事を文章で説明する場合は、短い文章ですべてを表すのはむずかしく、たくさん修飾語がついた長い文章になってしまいます。文章が長くなっても読みやすい文章、翻訳しやすい文章を作成するのは可能です。これは翻訳しやすい文章、翻訳しにくい文章の差にもつながりますが、文章を書く本人が書こうとしている内容をきちんと考え、整理してから書いた文章、また書き終わったらきちんと見直して推敲した文章が翻訳しやすい文章です。

書かれた文章を翻訳する際、内容が分からないので書いた本人に直接質問することがあります。説明を聞くと、「なぜ最初からそのように書かないのか?」とか、「最初からそのように書いていれば、わざわざ質問しなくても済むのに」と思うことがほとんどです。
文章は正直です。文章を書いた人が書く内容を整理して書いているか、また書いた文章を見直したかは第三者がその文章を読めばすぐ分かるのです。

 

  • 分 野:医療関係・その他理系全般・SDS
  • 対応言語:簡体字→日本語 台湾繁体字→日本語
  • 翻訳歴:約20年

ズバリ「原文の(文章としての)質」です。原文がその言語の文章として成り立っていれば、内容の難度が多少高くても翻訳者側の知識や調査力で対応のしようがあります。しかしいくら簡単な内容であっても、原文がおかしければ大変です。
例えば、工場の業務報告書など一定の組織内で流通する文書や、アンケートの自由回答文などは、必ずしも文章力に長けた人が書くとは限らないため、文法が一切通用しない“トンデモな”文章に遭遇することがしばしばあります。また、その原文自体が別の言語の翻訳で、その元の言語の表現に引き摺られたために奇妙な文になっている場合もあります。

原文がおかしければ、そのおかしなトーンに合わせた訳文をアウトプットするのも翻訳ではありますが、実際の仕事ではそうしたリクエストは稀です。お客様はたいていそうした原文のトホホさを知りたいのではなく、内容を把握するために翻訳を依頼されるからです。

文章として成り立っていない原文を意味の通る訳文にアウトプットする作業はなかなかハードで、これを「翻訳し難いもの」と言わずして何と言おう、と思うほどです。そういう文に遭遇したときは、翻訳者として、目の前の原文原稿から読み取れるメッセージを最大限拾い上げるべく、想像力を動員しながら、かつ原文著者の意図から逸脱もしないという制約の中で頭をフル回転させて取り組んでいます。短い文に結構な時間を費やすことも少なくありません。

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